Updated CDC guidance acknowledges coronavirus can spread through the air
気になる記事です。
今、Tiwtterで空気感染!空気感染!と話題のCNNの記事ですが、よく読むとエアロゾル感染で空気感染であるとは書いていないような。。。つまり、空気感染とエアロゾル感染の明確な区別がなされていません。
私の理解だと、エアロゾルも空気感染も共に空気中を漂う何かの粒子からの感染で、オーバーラップしているようですし、明確な区分けがない以上、空気感染としても良いのかもしれません。(医学会は厳格な定義を用いたいような気配を感じますが…)
エアロゾルと空気感染の違いとは
私の理解では、下記のとおりです。
エアロゾルはゾルなので、液体(分散質)が空気(分散媒)に分散している状態の物を示します。(霧やもや等と同じ)
従って、カサカサの個体微粒子も含む粒子が媒介する空気感染と若干ニュアンスが異なりオーバーラップしています。 空気感染はエアロゾル感染も包含するといったところでしょうか。
飛沫感染とは飛沫粒子か、飛沫が乾いた飛沫核かで区別されています。飛沫は水分たっぷりで重たいのですぐに落下しますが、エアロゾル、飛沫核は乾燥している、もしくは乾燥気味なので容易に空気の流れに乗って浮遊し続けてしまいます。
最後に
こういった事象が先行する場合の研究は何事も後手後手と言われますが、科学的根拠に基づく推定と検証を行うことで確定しますので、仕方のない事です。
現在までの科学も医学もすべてそのようにして仮説を立て検証した結果「最も確からしい」と検証されているだけで、「確実」、「絶対」というのはなかなかあり得ないのです。遅い遅いと諦めずに活発な議論がなされることを祈ります。