スマホにフィンガーストラップを着けているのてすが、紐が解れて中の樹脂製の透明な糸が露出してしまいした。
お気に入りの革製のフィンガーストラップで、ヤフオクで一目惚れして買って愛用しています。職人さんに身バレしそうなので、どのフィンガーストラップかは載せませんが1個1000円程度のシンプルな革製のストラップです。革の経年変化がたまらない逸品なのです。
これまでストラップ紐はコットン製の編み込まれたものなど、いろいろと紐を変えて耐久性を試してみましたが、こすれたりして擦り切れてしまうなど、イマイチ耐久性と安心感がありませんでした。
Amazonを徘徊していたところ、このケブラー製の紐を見つけ、価格も31mで1200円ほどでしたので思い切って買ってみました。
ケブラーなので1mm程(メーカー曰く0.8mm)の直径でも40kgの耐荷重があり、安心感バツグンです。
ナイロンの糸だと強度がでないので、どうしても太くなりますが、ケブラーなら破断強度もかなり上なので、構成繊維数も少なく細く出来ます。こんなに細くて大丈夫?と思うかもしれませんが、ハサミでも切りにくいほどの強さなので、おそらくスマホぐらいは軽々とぶら下げてくれることでしょう。
ちなみにケブラーはデュポン社の商標で、一般名はアラミド繊維の一種です。
化学名としては、「ポリパラフェニレンテレフタルアミド」なので、芳香環のたくさんあるテレフタルアミドですね。名前から想像できる構造としても耐熱性バツグンでしょう。また、芳香環がたくさんあるのでππスタッキング作用により繊維の結晶化度も高くなると推測され、これが破断強度向上につながっていると考えられます。
強度はバツグンに強いのですが、弱点はアルカリと紫外線(塩素にも)弱いこと、これらに曝されると比較的簡単に分解してしまいます。
したがって、屋外で直射日光に曝される環境ではあまり使用したくないですね。我が家の不安としては、スマホ消毒用のUV-C発生器は紫外線を放出しますので、どのぐらい持か。。。
もし切れたら記事にします。