ひっそりと2019年分のふるさと納税(佐賀県多久市分)が届いていました(開封忘れです。。。)。
あじ切り包丁
届いたのはこちらのアジ切包丁。
我が家初の和包丁、その名も「黒打アジ切包丁」です。開けるのはなぜか緊張しました(笑
小さい包丁ですので、どんなものだろうとドキドキしていましたが、パカッと開けると「これか!!」と思ったよりも存在感がありました。黒に銀色の刃が特徴的だからでしょうか。
持った感じは軽めですが、めちゃくちゃ切れる。我が家の包丁は私が研いでいるのですが、それとはまた別の次元で切れるような気がします。職人技だからでしょうか。それとも私が研ぐのが下手くそ???
ちなみに、この包丁の名前の黒打というのが黒い黒皮で加工を止めているものの名前のようです。
刃の様子
黒皮が素敵ですね。黒皮のないものも売っているとのことで、やはりこの黒いのが不潔に思う方もいるのでしょうか。。。確かに少し油っぽいような気もします。でも、この包丁、黒い部分はち密な酸化被膜で錆びることはないため、刃の部分のサビだけを気にしていればよいので楽ちんだと思います。
特徴
1.よく切れる
2.表面の黒さ
黒皮、ミルスケールとも呼ばれる酸化鉄の被膜です。
黒打ち仕上げとは、焼入れにより黒くなった表面を、刃の部分だけを削り、刃以外の側面をあえて黒い部分を残した状態です。
磨き仕上げのような上品さはありませんが、叩いた跡の凸凹感や無骨さに趣があります。また磨き仕上げに比べて錆びにくいという利点があります。
というように無骨で少し使いにくそうな印象を持つような色合いですが、逆にこれが錆びにくさの理由であり長く使いやすいという証なのです。
ちなみにこの九佐吉というのは、吉田刃物の日本鋼割込みの手打ち和包丁に付けられるブランドで、熟練した鍛冶師が鍛えた鉄製の包丁とのこと。
このアジ切り包丁は刃渡り145mmの小さめの包丁で、手入れを怠ると錆びますが、とても良く切れます。しかも職人の手打ち製品とのことです。
まさか、5000円台でこのレベルの品が届くとは思っていなかったので、なかなかいい買い物をしたなと思っています。